経営指標は、経営計画、経営改善計画など、現状分析をしこれからの経営計画
を立案して、それを数字化していくための重要な指標です。
最も一般的で、最も重要な経営指標の例示です。ご参考にしてください。
どれだけの資本を投入して、どれだけの利益を獲得したのかを表します。
少ない元手で多くの利益を生みたいのは、みなさんが考えることでしょう。
2つの算式の組み合わせになります。
売上に対する経常利益の割合を表しています。
売上に対して多くの利益があった方がいいですよね。
経営に使われた資金・設備等の総資産でどれだけの売上が獲得できたかを表しています。
少ない元手で多くの売上が獲得できればいいですね。
少ない元手で多くの売上が獲得でき、しかもその売上で多くに利益が獲得できればさらにいいですね。
企業で黒字・赤字は、企業で存続できるかどうかの大きな指標です。
赤字企業にとっては、赤字脱却に欠かせません。
決算書の分類とは異なる分類になります。
変動費 | 売上高の増減に伴って増減する費用 (材料費、商品仕入高、外注費、消耗品費など) |
固定費 | 売上の増減に関わらず一定額が必要となる費用 (人件費、地代家賃・減価償却費などの設備費、支払利息など) |
(注)固定費でも売上の増減により、多少の変動はありますが、売上による増減により比例に近い状態で増減する費用は変動費で扱っていいと思います。
売上獲得と同時に必ずついてくる費用の割合を表しています。
物品販売業なら売上を獲得するためには、必然的にかかる仕入原価の割合です。
売上全体から変動費を引いた額の割合をいい、売上から上げられる限界の利益の割合を表します。
売上と費用同じ、言い換えると損益トントンになる売上高のことです。
赤字の企業にとって、黒字と赤字の境になる売上です。
現在より何%売上げが落ちると赤字になるかの割合を表します。
事業を行なっていく上で、常に必要な資金の量を表します。自己資金なり、返済を伴わない短期継続借入資金(手形借入れなど)で用意が必要です。
注意しておかないと、この資金が多くなると、経営が圧迫されます。
売上債権とは、事業上の債権をいい、受取手形、売掛金、未収金(事業上)など
棚卸資産とは、製造、販売目的で置いている通常在庫といわれるもの商品、製品、半製品、仕掛品、原材料など
買入債務とは、事業上の債務をいい、支払手形、買掛金、未払金(事業上)など
売上債権が平均的にどのくらいの日数で回収されているか?その平均的日数を(日額計算)表します。
日数が長くなると、資金の回収が遅れ、次の資金の投下に支障をきたす恐れがあります。
在庫がどのくらいの日数で消化されているか?その平均日数を表します。
(日額計算)日数が長くなると過剰在庫になり、陳腐化、たなざらし等の原因になります。
逆に日数が短すぎると在庫不足に陥りやすく、再々在庫管理の手間が増え効率が悪くなります。適正在庫の管理に必要な指標です。
買入債務が平均的にどのくらいの日数で支払われているか?その平均日数を(日額計算)表します。日数が長くなると、資金に余裕が出てきます。
ただ、支払日数を長くしすぎると、相手の方に資金繰りが苦しいと思われたりしますので、注意が必要です。
売上債権回転期間<買入債務回転期間の方が資金的には楽になります。
売上債権回転期間>買入債務回転期間は、事業が好調になればなるほど資金不足に陥りやすいです。
これらの指標は、基本的なものですが、これらの指数を把握して、一定期間ごとに再確認してしておかないと、
知らず知らずのうちに数値が悪化していることがよくあります。 定期的に確かめてみましょう。